[[ 攻撃力/100 ×弾物理 ×暴撃ち ×速射補正] ×距離補正] ×武器補正 ×弾肉質 =物理ダメージ
[((攻撃力/100 ×弾属性 ×暴撃ち) ×乗算 +加算) ×速射補正] ×属性肉質 =属性ダメージ
[[物理ダメージ +属性ダメージ] ×全体防御] =合計ダメージ
※[ ]は少数切り捨て
前回の属性強化スキルの適用位置の検証によって、加算部分がやや特殊な扱いである可能性が高い事がわかりました。
また、食事の抽選スキルである猫の暴れ撃ちが属性弾の属性ダメージ部分に乗るかどうかという質問は毎作見かけますが、今作でも出ていました。
そこで、属性強化の加算補正部分を利用すれば暴れ撃ちが属性ダメージにも乗るのか、乗るなら適用箇所も調べられるのでは、という仮説を検証します。
属性弾の属性ダメージの計算式は以下の様になります。
[[(攻撃力 ×弾属性 ×乗算 +加算) ×速射補正] (×距離補正)] (×武器補正) ×属性肉質
※距離補正と武器補正は属性弾には無い(=1.0倍)の為、場合によって省略します
これまでは距離補正の無い属性弾でも距離補正を1.0倍として、その直後に切り落とし処理を入れた式で試算してきました。(直前に速射補正後切り落としが入るので、1.0倍を掛けても切り落としの有無で計算結果は変わりません)
過去作では暴れ撃ちや射撃術の適用箇所は弾の威力値に乗算する式が一般的でしたが、もしも距離補正位置に適用される場合、それを利用して距離補正位置での切り捨ての有無が判明するかもしれません。
ということで、暴れ撃ちの適用箇所を切り捨て処理の前後、加算補正の前後で調整した物が下記の5パターンになります。
A:弾の威力に適用
[[(攻撃力 ×弾属性 ×暴撃ち ×乗算 +加算) ×速射補正] ×距離補正] ×属性肉質
B:速射補正位置で適用
[[(攻撃力 ×弾属性 ×乗算 +加算) ×速射補正 ×暴撃ち] ×距離補正] ×属性肉質
C:距離補正位置で適用
[[(攻撃力 ×弾属性 ×乗算 +加算) ×速射補正] ×距離補正 ×暴撃ち] ×属性肉質
D:距離補正位置でかつ切り落とし無し
[ (攻撃力 ×弾属性 ×乗算 +加算) ×速射補正] ×距離補正 ×暴撃ち ×属性肉質
E:武器補正位置で適用
[[(攻撃力 ×弾属性 ×乗算 +加算) ×速射補正] ×距離補正] ×暴撃ち ×属性肉質
※属性弾の距離補正は無い(=1.0倍)ので暴れ撃ちを除くと、C〜Eに差がでない。
Dは物理威力の計算で距離補正位置に切り落とし有り、属性のみ無し。
Eは結果的に、距離補正位置で暴れ撃ちを適用し、物理・属性共に切り落とし無しと等しい。
暴れ撃ち適用後の切り落としの有無について物理・属性でまとめると、
Cが有・有、Dが有・無、Eが無・無
上記の計算式を使用して、下記3条件にてそれぞれダメージを試算し、実測と比較します。
X:213(表示攻撃力276)
NB炎天(200)、火属強+3、暴れ撃ち、猫飯攻撃大(+7)、護符(+6)
村☆4ズワロ(HP92、全体防御100)@頭(弾70、火30)
Y:216(表示攻撃力280)
NB炎天(200)、火属強+3、暴れ撃ち、猫飯攻撃大(+7)、爪(+9)
村☆4ズワロ(HP92、全体防御100)@頭(弾70、火30)
Z:222(表示攻撃力288)
NB炎天(200)、火属強+3、暴れ撃ち、猫飯攻撃大(+7)、護符爪(+15)
村☆4ズワロ(HP92、全体防御100)@頭(弾70、火30)
結果
X Y Z
A ○ ○ ○
B × ○ ○
C × ○ ×
D ○ ○ ×
E ○ × ○
という結果から全てに一致したのは、A式の「弾の威力に乗算した場合」となり、過去作と同じという結論になります。当然、属性ダメージの計算にも暴れ撃ちの1.05倍補正は適用されという事になります。
C〜E式で試算値がバラけたものの、いずれの式も試算値がX〜Z全てに一致しませんでした。この結果から判明したのは、距離補正後の切り捨て処理が属性弾でも行われるかどうかは現時点では不明であり、暴れ撃ちの適用箇所は距離補正位置ではない、という2点です。
余談ですが、暴れ撃ち補正が弾の威力に乗算される場合、属性強化スキルの加算補正には乗らない事になりますので、更に従来想定より計算結果が低くなる場合も有るかもしれません。
以上の結果を踏まえて、これまでの検証を全て反映した計算式は前掲の通りです。